インドネシア大統領選挙目前!

来年の大統領選挙(Pemilu Pilpres Pileg Indonesia 2019)に向けての選挙運動(Kampanye)を解禁するにあたり、投票用紙に印字される順番はジョコウィ現職大統領・マフル副大統領候補組が1番、プラボウォ大統領候補・サンディアガウノ副大統領候補組が2番と決まりました。 大統領選挙Pilpres(Pemilihan Presiden)と立法府(DPRとDPD)議員選挙Pileg(Pemilihan Legislatif)と地方議会議員選挙(DPRD)を一緒に行う、いわゆる総選挙(General Election)です。

ジョコウィドド現大統領
プラボウォ大統領候補

両大統領候補の直接対決は2014年の選挙に続いて2度目となる。前回の選挙戦では、「元国軍エリート」であるプラボウォ氏に対して、「庶民派」のニューリーダーのジョコ氏が幅広い支持を集め、約6ポイント差で勝利した。今回は世俗政党が中心となる現政権に対し、プラボウォ氏がイスラム関係者を使った政策批判を行うと予想されるが、ジョコ氏はマアルフ氏をパートナーとすることで批判をかわす構えだ。また、国民の平均年齢が約30歳と若く、ミレニアル層の支持獲得が重要となる中、ジョコ氏は選挙対策チーム長に若手実業家のエリック・トヒル氏(48歳)を据えた。

ジョコ氏を擁立する政党連合は、現議席数の約6割を占めており、政党基盤ではジョコ氏が優勢だ。しかし、2018年の年始から通貨ルピアが下落局面にあるなど、経済面では逆風下の選挙戦となる。選挙キャンペーンは9月23日から開始された。

選挙管理委員会(KPU)などによると、インドネシア正副大統領選挙の主なスケジュールは次のとおり。

  • 2018年8月10日 正副大統領候補の登録締め切り
  • 2018年9月23日~2019年4月13日 選挙キャンペーン
  • 2019年4月17日 投票
  • 2019年10月20日 正副大統領の就任


関連記事

ページ上部へ戻る