- 2023-6-2
- 経済情報・ニュース
ジャカルタ – 投資省は、規制改革、許可発行プロセスの合理化、インセンティブの策定、包括的なサービスの提供を通じて、新首都ヌサンタラへの潜在的な投資家からの投資の促進に取り組んでいる。
木曜日にジャカルタで受け取った声明の中で、同省の投資開発担当次官ユリオット氏は、東カリマンタン州はシンガポールの投資家にとって投資先として13位にランクされ、過去5年間で10億8000万米ドルを呼び込んでおり、これはシンガポールの対投資の2％を占めていると述べた。
同氏は、「インフラ開発の大幅な進展と明確な規制により、ヌサンタラにおけるより有利な投資とビジネス環境が創出されるだろう」と述べた。
同省は2023年5月30日から6月1日まで「ヌサンタラ首都へのシンガポール企業訪問」と題した3日間のイベントを企画し、シンガポール企業69社から95人の代表者が参加した。
5月31日、ルフット・ビンサール・パンジャイタン海事・投資調整大臣はヌサンタラのポイント・ゼロで投資家を歓迎した。彼はまた、ヌサンタラの開発の現状を観察するツアーに彼らを連れて行った。
同氏は、投資家が5万ヘクタールを超える新首都への投資を通じてインドネシアの発展に貢献できる膨大な機会があると述べた。
「今回の訪問が協力と相互利益の目標に向けた有望なスタートとなることを願っています」とパンジャイタン氏は付け加えた。
バスキ・ハディムルジョノ公共事業・公営住宅大臣も、ヌサンタラ市への投資を誘致するために投資家らに開発の進捗状況について説明した。
同氏はヌサンタラのポイント・ゼロ、スンブ・ケバンサーン・バラット（西部国家軸）、建設作業員住宅、セパク・セモイ・ダムの進捗状況を目撃するよう代表団を案内した。
「現在、ヌサンタラの開発進捗率は29.45パーセントに達しています。私たちは美観を損なうことなく、美しい建設だけでなく、適切な技術方式にも重点を置いています。建物のほかに、私たちが現在焦点を当てているのは、ヌサンタラへのアクセスを高めるための有料道路の設置です。」
このイベントに出席したインドネシアのスリョ・プラトモ駐シンガポール大使は、シンガポールの投資家が同市のプロジェクトに高い関心を持っていることから、ヌサンタラ訪問の重要性を強調した。
同氏は、2022年の「インドネシア・シンガポール・ビジネス・フォーラム」と2023年3月の「シンガポール・インドネシア首脳リトリート」で投資機会が強調されたと述べた。プラトモ氏は、2023年3月にリー・シェンロン首相がシンガポールのコミットメントを表明したと付け加えた。
「百聞は一見に如かず。ヌサンタラを直接目撃したことで、投資家が自信を持ってこの素晴らしい投資機会を掴んでくれることを願っています。」
駐インドネシア・シンガポール大使のクォック・フック・セン氏は、今回の訪問はシンガポールの都市発展への支援を強調する特別な機会であると述べた。
同氏は、緑豊かな都市の設立に対するインドネシアの取り組みは、インドネシア自身の意向だけでなく、世界全体の意向も反映していると付け加えた。
